介護職員初任者研修の資格とは?

介護職員初任者研修の資格は、2013年以前はホームヘルパー2級として実施されていました。そのため、現在でもホームヘルパー2級と呼ばれることもあります。介護の初歩的な資格で、カリキュラムを受講することで取得することができます。

介護職員初任者研修とホームヘルパー2級の違い

研修を受けた後に修了試験が行われるか否か

ホームヘルパー2級では定められた研修を修了するだけで資格が取得できましたが、介護職員初任者研修は定められた研修を修了した後に試験を受け、合格しないと資格の取得はできません。

実習の廃止とスクーリング時間の違い

ホームヘルパー2級では、訪問介護やデイサービスなどで30時間の実習を受けなければなりませんでしたが、介護職員初任者研修では必須ではありません。その代わり、スクーリング時間が増加しています。

介護職員初任者研修の取得にかかる費用

介護職員初任者研修にかかる費用は、受講するスクールによっても異なります。相場はテキスト代込みで4万円から10万円となっています。講座の内容はほとんど変わらないので、できるだけ料金の安いスクールを選ぶのが無難でしょう。

介護職員初任者研修を取得するメリット

女性職員

無資格よりも給料が高くなる

介護の仕事は無資格でも可能ですが、介護職員初任者研修を取得しているとできる仕事の幅が広がります。そのため、バイトやパートで介護の仕事をする際などでも、無資格の人よりも高い時給で働くことができます。時給なら、100円ほどの違いがあるのが一般的です。

キャリアアップの足掛かりにできる

介護職員初任者研修は介護の初級の資格ではありますが、この資格を取得することで実務者研修や介護福祉士など、介護界における次のステップへの足掛かりとなります。また、資格を取得することで介護職への思い入れも強まり、仕事のモチベーションを高めることもできるでしょう。

家族の介護に役立てることができる

介護職員初任者研修の研修を受けると、介護についての基本を学ぶことができます。介護職に就く気がない人でも、知識を身につけることで将来的に家族の介護に役立てることができます。体に負担の少ない介護の仕方や認知症の対応方法などもわかるので戸惑わずに介護できるでしょう。

介護職を目指すなら事前に取得しておきたい介護職員初任者研修

学習

介護職員初任者研修の資格が有効に活かせる職場で働こう

介護職員初任者研修の資格を有効に活かすことができるのは、老人ホームやデイケア、訪問介護などがあげられます。着替えや入浴、排せつなどを手伝ったり、食事のサポートをしたりと、介護が必要な人が快適に暮らせる環境を提供することができます。また、医師や看護師の指示に従い体が不自由な人をサポートするなど、病院で働くことも可能です。

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